ここでは「ポジティブ評価」の根拠となるバックデータの整理を行った。
出典資料リストは以下のとおりである。
資料:第4次高根沢町振興計画後期計画 平成13年
高根沢町勢要覧1998
塩谷町振興計画 キラリしおや21プラン 平成13年
塩谷町勢要覧1999
塩谷町地域新エネルギービジョン 平成13年
塩谷町地域省エネルギービジョン報告書 平成14年2月
源流のまちしおや ―新エネルギービジョン―パンフレット
喜連川21世紀プラン ―喜びの連なる町の創造―
平成13年―
温泉湧出20周年記念喜連川町勢要覧2002
ポジティブ評価についての整理(各町担当課で作成したもの)
塩谷地方ふるさと市町村圏計画書 平成14年3月
※なお、整理の項目立てはポジティブ評価表の「評価項目」に対応したものとなっている。
@監視システム構築の可能性
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
行政に対するモニタリング
|
町広報について行っている |
現在のところ未制定
|
現在のところ未制定
|
苦情相談制度の開設
|
平成13年11月にISO9001の認証を受け、PDCAサイクルの「測定・分析・改善」の中で、住民の要望や苦情を聞き次の改善につなげていくことになっている。
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窓口は正規には開設していないが、苦情内容により関連担当課で対応。
|
窓口は正規には開設していないが、環境衛生係3名で対応。休日にも役場当直からの連絡で、直接自宅でも苦情には随時対応。
|
循環型社会形成に関連する地元有識者の有無
|
循環型農業を目指す農業者が「地産地消」の観点から生産された農産物を、学校給食にすでに取りいれており、一般消費者にもこの農産物を供給できるよう努力している。
|
野菜部会の有志が食の安全のため有機栽培の研究会を立ち上げ、栽培に取り組んでいる。
|
「ごみ問題を考える会」がEM菌を利用した有機肥料の堆肥作りに取組んでいる。
|
A
情報公開の可能性
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
公共投資が行われる場合の住民説明会・公聴会の実績
|
道路工事などの事業を始める前に、住民に対して説明会を実施している。本年10月中旬に事務事業評価調書が高根沢町のホームページに掲載されることになっており、自己・第一次・第二次・第三者評価の内容が開示される。
|
道路工事などの事業を始める前に、住民に対して説明会を実施している。
|
道路工事などの事業を始める前に、住民に対して説明会を実施している。
|
情報公開制度が確立されているか
|
高根沢町情報公開及び個人情報保護に関する条例がある。
|
塩谷町情報公開及び個人情報保護に関する条例がある。
|
喜連川町情報公開及び個人情報保護に関する条例がある。
|
広報紙等による日常的な伝達が迅速に行われているか
|
1ヶ月に1度「広報たかねざわ」(A4・24ページくらい)が、1ヶ月に2度「町政だより」(A3・両面1枚もの)が発行。町ホームページを開設し、各課等の事務・事業の内容をお知らせしている。
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1ヶ月に1度「広報しおや」(A4・20ページくらい)を発行。1ヶ月に2度町内全区長経由で全戸文書配布。緊急時は新聞折込。
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広報「きつれ川」に掲載(月1回)。
保健委員会を通じて、ごみの回収・減量化・資源化等のお知らせを年4回程度配布。
|
B
エネルギー利用の可能性
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
余熱利用が可能な施設構想・地元ニーズの有無
|
町民約5600名の署名を添えて、ウォーターランド(町民プール)設置要望書が出されている。
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現時点での構想・ニーズはないが、施設利用型農業の熱源として利用可能なものはある。
|
現時点での構想・ニーズはない
|
関連する既存施設(余熱利用など)の整備状況
|
元気あっぷむら
(内容―高根沢城温泉・レストラン・アトリウムホール・農産物直売所・温室・大研修室・宿泊施設)
直接関連しないが、公共施設に設置した太陽光発電(設置予定含む)がある。(発電量―土づくりセンター10KW・びれっじセンター3KW・にじいろ保育園20KW・みんなの広場3KW・給食センター20KW・エコハウス4KW)
|
なし
|
・温泉熱を利用したナスの栽培施設、温水プールが整備
・温泉を利用した宿泊施設、温泉浴場及びクアハウス等が整備
以下は具体的な温泉施設
・道の駅きつれがわ(内容―クアハウス/総合交流ターミナル/ふるさと直売所/防災センター・温熱利用ハウス)
・喜連川第1温泉浴場
・喜連川第2温泉浴場
・
国民年金保養センターきつれがわ
・
かんぽの宿栃木県喜連川温泉
・
ハートピアきつれ川
|
施設のある農家数と施設面積
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川地区
|
総数
|
169戸
|
83戸
|
119戸
|
ハウス
|
168戸
|
80戸
|
113戸
|
ガラス室
|
3戸(80ha)
|
3戸
|
6戸
|
施設園芸に詳しい人材の有無
|
トマト・春菊・イチゴ等の施設園芸農家がある。
|
トマト、菊、バラ、ニラ等施設園芸農家がある。
|
ナス、イチゴ、トマト、ニラ、春菊、バラ等の施設園芸農家がある。
|
C
都市施設(その他の還元施設)
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
還元施設として建設可能な施設構想、地元ニーズの有無>
|
大谷地区から、図書館・児童館・地域住民ふれあい機能を備えたコミュニティセンター型の複合施設の設置要望が出されている。
|
現時点での構想・ニーズはない。
|
現時点での構想・ニーズはない。
|
既存の関連施設
|
鬼怒グリーンパーク(内容―公園・ゴルフ場140ha)
児童館みんなの広場
コミュニティセンター(太田地区)・
農業技術センター(太田地区)・びれっじセンター(太田地区)・土づくりセンター(太田地区)>
|
塩谷町総合公園(内容―陸上競技場・野球場・サッカー場・テニスコート)
尚仁沢名水パーク>
|
お丸山公園(内容―スカイタワー・心字の池公園・桜の名所)
荒川の水辺公園農産物加工センター>
|
D
教育上の活用の可能性
●学校の数と児童・生徒数
【高根沢町】
学校名
|
児童生徒数
(人)
|
学級数
|
所在地
|
阿久津小学校
|
535
|
18
|
宝積寺地区
|
中央小学校
|
270
|
12
|
石末地区
|
東小学校
|
208
|
7
|
太田地区
|
上高根沢小学校
|
98
|
6
|
上高根沢地区
|
北小学校
|
211
|
7
|
飯室地区
|
西小学校
|
649
|
18
|
光陽台地区
|
阿久津中学校
|
669
|
19
|
中阿久津地区
|
北高根沢中学校
|
400
|
12
|
太田地区
|
合計
|
3,040
|
99
|
|
※平成14年データ
▲ページ先頭へ
【塩谷町】
学校名
|
児童生徒数
(人)
|
学級数
|
所在地
|
船生小学校
|
100
|
6
|
船生地区
|
船生東小学校
|
69
|
6
|
船生地区
|
船生西小学校
|
70
|
6
|
船生地区
|
玉生小学校
|
322
|
12
|
玉生地区
|
大宮小学校
|
120
|
6
|
大宮地区
|
田所小学校
|
58
|
5
|
田所地区
|
大久保小学校
|
52
|
5
|
大久保地区
|
船生中学校
|
179
|
6
|
船生地区
|
玉生中学校
|
213
|
6
|
玉生地区
|
大宮中学校
|
135
|
5
|
大宮地区
|
合計
|
1,318
|
63
|
|
※平成14年5月現在データ
【喜連川町】
学校名
|
児童生徒数
(人)
|
学級数
|
所在地
|
喜連川小学校
|
383
|
13
|
葛城・喜連川・小入・早乙女地内
|
鷲宿小学校
|
45
|
5
|
鷲宿地内
|
河戸小学校
|
93
|
6
|
河戸地内
|
金鹿小学校
|
66
|
6
|
金枝・鹿子畑地内
|
穂積小学校
|
49
|
4
|
穂積地内
|
喜連川中学校
|
369
|
11
|
喜連川町全域
|
※平成14年9月現在データ
●町施策に循環型社会推進に関連する教育が位置づけられているか。総合学習等の中に取り入れたいとのニーズがあるか(実績があるか)
【高根沢町】
―エコハウスの建設―
現在、宝積寺地内に環境問題について学習し、理解し、行動するため、環境保全・資源のリサイクル等に関する「情報提供」と「活動(体験)の場」としての中核施設「(仮称)エコハウスたかねざわ」を建設中。本施設は本町の環境学習拠点施設として、学校で利用してもらうだけではなく、広く地域住民に利用してもらうことで、エコライフへの変革を進めるものである。
・施設内容
この施設では展示情報室(エコライフに関する資料、情報の提供及びリサイクル品等の展示販売)、エコアクションルーム(地域住民によるリサイクル作業等の体験や実践[廃食用油からの粉せっけんづくりなど])、環境学習室(環境保全、省エネルギー、省資源、ゴミ減量化などに関する学習の場)、研修室(地域住民が昼夜を問わずエコライフに関する研修や情報交換が行える場)、談話室、資源物回収ステーションなどの機能のほか、太陽光発電システム4KW、屋根散水(雨水再利用)、屋上緑化システム、スーパーウインドウ(高遮熱・高断熱ガラス)、内炎式バーナー・ビルトインコンロ、IHヒーター、雨水再利用システム(トイレ)、間伐材利用など環境にやさしい設備が取り入れられている。
・管理運営
管理運営については、この施設が町環境行政の拠点となることから、環境問題に積極的に取り組んでいく人材(町民のリーダー)の育成が不可欠なこと、また、施設での講演会や各種教室等の様々な事業を展開する上で、幅広い人材を活用する必要があることから、そうした方々とネットワークがあり、活用しているNPO法人に委託することを予定している。将来的には町民による環境NPO法人を設立し、町民の自主的な活動を推進する。
|
その他の活動
・生徒が学校給食で出された牛乳パックを飲み終わった後に切り開いて洗い、乾燥したものを収集して製紙工場へ送り、高根沢町オリジナルのトイレットペーパーを作ってもらっている。
・生涯学習の一環として「キッズクラブ」(生涯学習の一環)では、田植え、炭焼き、野菜作り、ハイキング、そばうち、焼きいもなど自然と親しみながら学習する事業がある。
・総合学習については13年度に町環境課による出前講座を3校実施。
・平成13年度に東小学校においてミミズコンポストを使って落ち葉や給食の残りをミミズに食べさせて肥料ができ、この肥料で野菜ができるということを子供たちに学ばせるという授業が行われている。
・阿久津小学校では、平成13年度全日本学校関係緑化コンクールの学校緑化の部において特選を受賞。また、同年9月13日にこれを視察するため、天皇皇后両陛下がおみえになった。学びの森や野鳥の森など学校教育の一環として、森林保護や巣箱を設置して野鳥とふれあうなど体験学習を行っている。
・平成12年度に上高根沢小学校ではビオトープを作り、メダカを放流し自然の生態系や環境保全について、子供たちに学んでもらっている。
【塩谷町】
・塩谷町新エネルギービジョンを策定。目標達成のための重点施策の中でエネルギー教育の推進(学校教育に環境カリキュラムを組み入れていく・経験豊かな高齢者、事業者にも協力を仰いでいく)が謳われている。
・学校週5日制の休業土曜日を利用し、地域を活動の場として異年齢集団による子ども同士や親子での活動を通したふれあいと様々な体験を目的としたウイークエンド・サークル活動を実施。
具体的内容
@カエル観察会(モリアオガエルの産卵所にて親子会を実施)
A星空観察会(日本一といわれる塩谷町の星空を観察する)
Bペットボトルロケット(ペットボトルを使ったロケット作りと飛ばし)
【喜連川町】
・まだ一部の学校ではあるが牛乳パックを回収してリサイクルしている。
・学校教育の一環として、ごみに関する知識や新聞紙、雑誌、ダンボール、アルミ缶等の資源物のリサイクル及び地球環境の教育を取り入れる予定。廃棄物に関しては平成14年度内に2回、出前講座を行うことになった。
・コドモエコクラブに町内の1校が加盟実践している。
●関連団体の活動
【高根沢町】
・廃食用油から粉せっけんを作っているグループ「しゃぼんだま」、炭焼きの団体「炭焼き愛好会」及び自然豊かな地域(ホタルの里・錦鯉の里)を作ることを目指している団体「ふるさと伏久を愛する会」がある。
・キリンビール栃木工場(花岡地内)では工場内にビオトープを作り、「たかねざわのメダカ」繁殖に協力してくれている。
・「元気あっぷむら」では親水公園を設け、水生植物や動物・鳥などひとに「やすらぎ」を与えるだけでなく、自然にもやさしい施設として運営されている。
・寺渡戸行政区及び、下柏崎行政区では、地元のみなさんが川草を刈ったり、錦鯉を放流することによって川を汚さないよう注意を呼びかけるなど、河川愛護を通して環境保全に取り組んでいる。
・大谷自治会では、「なまなまぬるぬるなまずっこまつり」を開催し、なまず1万匹を放流するなど300余名の参加を得て、河川愛護を通し魚にやさしい環境づくりを呼びかけている。
・循環型農業をめざす農業者が「地産地消」の観点から生産された農産物を学校給食に取り入れている。
【塩谷町】
・高原山自然を守る会
・塩谷町婦人団体連絡協議会
【喜連川町】
・キリンビール研究所や工業団地内の企業で組織している工業会が毎月定期的に道路清掃をしリサイクルにも取り組んでおり、町民の見本になっている。
・婦人会、食改善連絡協議会などで組織している婦人団体連合会役員がごみ減量化、資源化の勉強会を行い会員に指導助言している。
・環境ボランティア(12団体217名)が空き缶回収や主要道路等のごみ清掃、花壇の美化活動を実践している。
E 人 口
●町全体及び候補地区の人口、人口密度
項目\地区名
|
高根沢
北部地区
|
高根沢
南部地区
|
塩谷
東部地区
|
喜連川
北地区
|
町全体人口総数
|
30,206人
|
14,171人
|
11,310人
|
地区の人口
|
960人
|
540人
|
1,199人
|
1,154人
|
町全体の人口密度
|
426人/km2
|
81人/km2
|
150人/u
|
地区の人口密度cc
|
204人
/km2
|
239人
/km2
|
150人
/km2
|
101人
/km2
|
※高根沢地区は平成14年4月現在データ、塩谷地区、喜連川地区は平成12年国勢調査データ
F 地元雇用
● 3町の産業別人口構成
単位:人
項目\町名
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
就業者総数
|
15,853
|
7,286
|
5,840
|
第一次産業
|
農業
|
1,774
|
1,076
|
980
|
林業
|
2
|
27
|
6
|
漁業・養殖
|
―
|
1
|
29
|
第二次産業
|
鉱業
|
3
|
25
|
3
|
建設業
|
1,398
|
898
|
636
|
製造業
|
4,149
|
1,852
|
1,375
|
第三次産業
|
電気・ガス・熱供給・水道
|
63
|
33
|
18
|
運輸・通信業
|
735
|
344
|
224
|
卸売業・小売業・飲食業
|
2,475
|
1,041
|
855
|
金融・保険業
|
271
|
116
|
66
|
不動産業
|
100
|
16
|
上覧に含む
|
サービス業
|
4,481
|
1,690
|
1,461
|
公務
|
383
|
254
|
185
|
分類不能
|
18
|
13
|
2
|
※平成12年国勢調査データ
▲ページ先頭へ
●求職者数、雇用希望職
単位:人
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
求人数
|
求職者数
|
求人数
|
求職者数
|
求人数
|
求職者数
|
専門・技術・管理
|
25
|
9
|
18
|
1
|
1
|
3
|
事務
|
1
|
19
|
0
|
6
|
0
|
6
|
販売
|
2
|
11
|
5
|
3
|
1
|
0
|
サービス・保安
|
9
|
2
|
0
|
0
|
13
|
8
|
運輸・通信
|
2
|
2
|
0
|
1
|
1
|
2
|
技能・生産・労務
|
9
|
11
|
1
|
23
|
8
|
7
|
その他
|
0
|
1
|
0
|
0
|
0
|
0
|
計
|
48
|
55
|
24
|
34
|
24
|
26
|
※平成14年最新データ
G 最終発生物の地域における活用の可能性
処理後、最終的な発生物を直接資源として地域内で活用できる可能性については、3町すべてにおいて現段階ではみられないが、今後検討していく必要があると考えられる。
H 地域の産業・研究施設との連携の可能性
●主な事業所・循環型社会推進への取組み状況
【高根沢町】
・キリンビール
キリンビールではISO14001規格の認証を受け、ビール工場で初めて全ビール工場再資源化率100%を達成し、ビール製造工程の排水処理上発生するガスを使った燃料電池200KWを栃木工場(高根沢町)に設置している。また、社内教育を充実し人材を育成して環境保全活動の推進者として活躍している。
・本田技術研究所
自動車のリサイクル率向上に努めており、2002年の業界リサイクル率目標90%を2年前倒しして実施し、さらにリサイクル率100%を目標として設定することを検討している。そして2000年9月には国内7つの生産事業所すべてで廃棄物埋立ゼロを達成した。また平成15年4月にホンダ製太陽電池を発売する予定。環境配慮型自動車としてすでにハイブリット車「インサイト」「シビック」が発売されており、次世代の「燃料電池自動車」の開発も進められている。
【喜連川町】
・(株)エムシーアルミ
(株)エムシーアルミでは、ISO14001の認証(平成13年5月)を受け、アルミサッシュ・自動車のラジエーター・飲料水等のアルミ缶などを再生し、省資源、省エネルギーなど廃棄物発生の抑制とリサイクル事業に取り組んでいる。
I 地域資源活用の可能性
地元の組合や団体のニーズについては、3町ともに現在のところ特に把握していない。
J 既存プロジェクト等との関連性
町名
|
プロジェクト名
|
プロジェクトの概要
|
高根沢町
|
高根沢町中心市街地活性化基本計画
|
宝積寺駅周辺を再活性化する事業について
|
仁井田地区市街地活性化基本計画
|
仁井田駅周辺を再活性化する事業について
|
高根沢町農業・農村振興基本計画
|
「意欲ある担い手の育成」「個性ある農業づくり、生産基盤の整備と活用」「新しい時代の農村づくり」の3つを基本方向として、循環型農業の推進に力を入れている
|
塩谷町
|
塩谷町地域新エネルギービジョン
(平成13年2月策定)
|
新エネルギーの導入を進めていくことで環境にやさしい特色あるまちづくりを行う。
【リーディングプロジェクト】
・清らかで豊富な水資源の活用
・バイオマスエネルギーの活用
(遊休施設「しおやサングリーンコンポセンター」の有効利用)
・ハイブリッド型エネルギーの活用
・ソフト面の体系づくり
(建替えが予想される教育施設に付帯する新エネルギー機器を通じて子どもたちが新エネルギーと身近に接することができるようにする。環境・新エネルギー・省エネ関連の学習カリキュラムを組み入れる)
・クリーンエネルギー自動車、ハイブリッド街路灯の設置
|
町名
|
プロジェクト名
|
プロジェクトの概要
|
塩谷町
|
塩谷町地域省エネルギービジョン
(平成14年2月策定)
|
【基本方針】
・省エネルギーに対する意識の醸成
・塩谷町の特性を生かした省エネルギー型ライフスタイルへの転換
・省エネルギー型設備・施設の積極的導入
【目標】
2010年度エネルギー消費量を2000年度値に抑える
2010年度二酸化炭素排出量を2000年度比2.5%削減する
目標達成に向けた重点施策の展開
@全町的な総合エネルギー対策推進体制の確立
・新エネルギー導入の案内役となるリーダーを発掘していく
Aエネルギー教育の推進
・学校教育に環境カリキュラムを組み入れていく
・経験豊かな高齢者、事業者にも協力を仰いでいく
B省エネルギー行動の確実な実行
C行政の率先的省エネへの取組み
D省エネ機器等の情報の確実な提供
・環境教育や公共施設へ省エネルギー導入を推進し、町の「環境」面での先進性による地域の誇りを醸成する。
・新エネルギー普及のためのアイディアを広く募集する
・公共施設の消費エネルギー削減による経済効果を十分に活用し、より充実した住民サービスを行う。
|
喜連川町
|
喜連川町中心市街地域活性基本計画
|
喜連川町都市計画マスタープランを基本とした市街地道路、公園、観光の整備事業
|
喜連川農業振興整備計画
|
「中核的担い手の育成」と有機肥料の土づくりや効率的な農業経営を促進するため、首都圏農業の確立をめざした総合的な農業振興計画
|
土地利用計画
|
貴重な動植物保護や自然環境保全を図りながら効率的かつ有効的な土地利用
|
K 町の政策・計画との関連性
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
キャッチフレーズ
|
花いっぱい・夢いっぱい・元気いっぱい たかねざわ
|
清らかな水、光ふりそそぐ緑豊かな大地、キラリかがやくしおや21
|
やさしさと活力に満ちた文化の薫るまちづくり
|
農林業振興に係わる基本方針
|
・土づくりセンター及びびれっじセンターを拠点として環境保全型農業の展開を図る。
|
耕種・園芸農家と畜産農家等の連携を図るとともに、環境保全型農業の実現を目指して堆きゅう肥のリサイクル利用を支援する。
新エネルギーとしてのバイオマスの活用について研究し、新たな産物としての販売を目指す。
|
・畜産糞尿の優良堆肥化とその効果的施用などをはじめとした新技術導入、減農薬栽培・減科学肥料栽培・無農薬栽培等の推進による環境に優しく、消費者志向に添った農業体系の確立を図る。
|
廃棄物対策に係わる基本方針
|
ごみ減量化―ごみの減量化を促進するため分別収集の徹底を進め、町民と一体となって減量化に努める。ごみ再資源化の研究とリサイクルルートの確立を図る。
生ごみの分別収集―土づくりセンターが整備されたことから生ごみのリサイクルを推進する。
ごみに対する意識啓発
有害物質等の適正処理の充実
資源の有効利用の促進
ごみの不法投機対策
|
ごみ減量化対策の推進―排出されるごみを減少するため、啓発活動を強めながら補助金制度を用いて生ゴミ処理機器の普及に努める。
ごみ資源化対策の推進―ごみを焼却、埋立処分するという発想から、資源として再利用する循環型社会を目指し、紙、ビン、缶類、ペットボトル等の分別収集をさらに進める。
廃棄物監視員及び住民による監視体制の強化
|
処理施設の整備―広域行政組合と1市4町との連携を図り、増大するごみに対し、ごみ減量化対策を推進するとともに施設の充実を図る。
ごみ減量化の推進―ごみの減量化を図るため、生ごみの自家処理及び資源ごみ回収を促進し、回収団体の育成や生ごみ処理機器の導入促進・町民のごみの資源化、再利用やリサイクル運動を推進する。
生ごみ処理対策検討委員会を設置し減量化・資源化についての基本方針を現在策定中。
|
|
高根沢町
|
塩谷町
|
喜連川町
|
公害対策及び環境対策に係わる基本方針
|
県との連携により大気・水質等の定期的な測定を進めるなど、環境の監視体制を強化し、公害等の環境問題の発生防止に努める。
町みずからが省エネルギー、省資源化を進め、環境に配慮した事務・事業を進めることにより町民に対して行動規範となるよう努め、ISO14001の取得を研究する。
|
・定点の水質検査や監視員による巡回パトロールを実施し、公害の発生防止に努めている。
|
環境の破壊につながる資源やエネルギーの浪費を改め、積極的な資源のリサイクルや省エネルギーに努めることを推進する。
|
そ
の
他
|
環境教育の実践―地域の豊かな自然環境にふれながら地球規模で広がる環境への関心をたかめ自然を大切にする児童・生徒の育成を推進する。
|
・「新エネルギービジョン」を基に、塩谷町の自然豊かな環境を生かした、環境にやさしい新エネルギーの具体的な利用を進める。
|
|
リ
|
デ
ィ
ン
グ
プ
ラ
ン
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ISO9001の取得をはじめ、行政評価システムの導入・試行等の様々な改革に向けての施策を展開。行政サービスの質をより高いレベルで一定に保つこと、あるいは事務事業の分析・評価の実践とコスト意識を醸成するといった行政体質改善を進めている。
本年2月に「高根沢町行政改革実施計画前期計画」を策定し「あらゆる行政分野に関するシステムの構築」を進めている。
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塩谷町エコミュージアム整備プロジェクト―自然との共生をテーマとし、町全域を1つの博物館としてとらえ、自然環境の保全や環境資源の活用強化・整備を図る。このため交流促進センター周辺の自然を生かした観光施設の整備や自然にやさしいまちづくり(新エネルギー開発、省エネルギー生活運動)を推進する。
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特に施策は設けていないが行政自らの環境作りに取組み事務用品の節減リサイクル事業のほか町民からは、ボランティアを募集し自然環境保護、美化活動を推進し空き缶などの回収団体の育成に取り組んでいる。
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●循環型社会推進関連施策の予算配分(通常のごみ収集に係わる人件費、委託料などは除く)
単位:千円
町名
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費目
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金額
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高根沢町
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土づくりセンター建設推進費>
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29,500
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びれっじセンター運営事業費>
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10,916
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土づくりセンター運営費>
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38,100
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リサイクル推進費(ミミズコンポストモニター事業・せん定資源化事業・廃食用油リサイクル事業・自転車リサイクル事業・資源ごみ回収報償金制度・エコオフィス認定等)
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4,539
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生分解ゴミ専用収集袋
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9,267
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生ゴミ専用バケツ
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945
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土づくりセンターで作った堆肥の配付事業
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1,103
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資源ごみ回収用コンテナ購入費>
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735
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生ごみ処理機器
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519
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地産地消ネットシステム構築委託料>
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1,000
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土づくりセンター人件費>
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8,257
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高根沢町合計
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104,881
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塩谷町
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ごみステーション指導員報酬>
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1,128
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ごみ減量化・再資源化対策普及推進費>
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316
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資源ごみ回収報償
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700
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分別収集・資源化チラシ・パンフレット作成>
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231
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生ごみ処理機器導入費補助金>
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640
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土づくり特別対策推進事業環境美化推進事業費>
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600
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塩谷町合計
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3,615
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喜連川町
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資源ごみ回収用コンテナ購入費>
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1,000
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ごみ減量化啓発事業
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840
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資源ごみ回収報奨
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130
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微生物を利用した生ごみの堆肥化団体
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400
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生ごみ処理機器設置事業
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680
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喜連川町合計
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3,050
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